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2013/07/09

基幹技能者講習に「消火設備」 育成目標は800人 国交省

 国土交通省は、消火設備基幹技能者講習を建設業法施行規則に基づく登録基幹技能者講習に登録した。講習の実施機関となる消防施設工事協会(消施工協)は、2014年9月から全国の主要都市数カ所で講習を開始する。当面は、消火設備工事に携わる技能労働者約9000人のうち、800人程度の登録基幹技能者を育成するとしている。今回の登録で、登録基幹技能者講習を実施する職種は31職種、講習実施団体は39団体になった。
 講習の対象は、建設業法上の業種である「消防施設工事」。消防施設工事の分野である「消火設備工事」(水、泡、ガスの配管・機械系)と「火災報知設備工事」(電気系)のうち、消火設備工事の分野で講習を開く。
 受講要件は「消防設備の現場で10年以上の実務経験」と「同3年以上の職長経験」に加え、▽消防設備士(甲種第1〜3類、乙種第1〜3類のいずれか)▽消防設備点検資格者(第1種)▽優秀施工者国土交通大臣顕彰(建設マスター)―のいずれかの有資格者とする。
 14年9月以降に開く講習の詳細は消施工協のホームページで今後公表する。
 登録基幹技能者制度は、専門工事の職種ごとにマネジメント能力に優れた「スーパー職長」を認定する仕組みで、経営事項審査などの加点評価の対象になる。7月時点での登録基幹技能者数は3万9757人に上る。

提供:建通新聞社