トップページお知らせ >中央ニュース

お知らせ

中央ニュース

2013/07/09

全国知事会 老朽化対策に財政支援を 13年度国予算・施策に提案・要望

 全国知事会は、国の2014年度予算編成や施策に対する提案・要望をまとめた。建設関係では、地方が進める社会インフラの維持管理・更新に対する財政支援の拡充や「防災・減災等に資する国土強靭化基本法」などの早期整備を要望。港湾機能の強化や高速道路網などのミッシングリンクの解消による日本海・太平洋新国土軸の確立の必要性についても指摘した。
 中小企業振興策については、厳しい状況にある中小企業の金融情勢を踏まえ、政府系金融機関の融資制度の充実などを要求。特に、セーフティネット保証5号の的確な認定要件や業種指定の見直し、日本政策金融公庫のセーフティネット貸付の取扱期間の延長などを求めている。
 高速道路の料金制度の見直しをめぐっては、総合的な交通体系の在り方を明確にした上で、今後の高速道路整備や維持更新への影響も考慮し、地域間格差のない料金体系の実現を要望。特に本四高速については、14年度からの全国共通料金の導入に向け、高速自動車国道の全国プール制への組み入れや償還期間の延長など、必要な措置を講じるべきとした。
 このほか、アスベスト対策について、アスベスト飛散防止のための規制強化など、国の責任で対策の強化を図るよう求めた。建築物のアスベストの有無に関する調査・除去などの助成制度を見直す際には、地方自治体に新たな費用負担を求めないことも合わせて要請した。

提供:建通新聞社