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2013/12/03

「南海トラフにいかに向き合うか」 日本学術会議がシンポ

 日本学術会議は2日、「南海トラフ地震に学界はいかに向き合うか」と題したシンポジウムを開いた。中央防災会議が発表した被害想定を踏まえ、土木、建築、防災、社会経済などの幅広い分野の学識者や専門家が集まり、減災をテーマに意見を交わした。
 日本学術会議の大西隆東京大学名誉教授は「シンポジウムは、南海トラフ地震を正面に据えて日本学術会議が開く初めてのもの。南海トラフ地震の被害を完全になくすことは難しいが、減災の視点を取り入れ、人的・経済的被害の軽減に取り組むことは重要」と話した。
 シンポジウムでは、日原洋文内閣府政策策統括官(防災担当)が南海トラフ地震の被害想定と対策について説明した後、米田雅子慶應義塾大学特任教授をコーディネーターとして、各学会の代表者によるパネルディスカッションが行われた。

提供:建通新聞社