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中央ニュース

2014/08/27

「工事加速化支援隊」が発足式 

 復興庁は、災害公営住宅を建設する東日本大震災の被災市町村に同庁職員を派遣する「工事加速化支援隊」を立ち上げ、26日に発足式を開いた。直接現場の市町村に支援隊を派遣し、各現場で工事間調整や受発注者間調整に当たる。技術職員が不足している市町村を支援し、災害公営住宅の工事段階における障害を取り除くのが狙いだ。
 発足式で根本匠復興相は「これまでに培った経験を生かし、住宅まちづくりが進むように努力してほしい」と支援隊を激励。支援隊を代表し、美濃部雄人参事官は「施工者・自治体と連携して復興を加速させたい」と意気込みを語った。
 14年度から本格化した災害公営住宅の建設現場では、住宅本体と取付道路の工事が別々の受注者で進み、住宅本体の工事用車両が取付道路に進入できず、工事が一時中止になるなど、工事間調整が不十分であることを原因とする工事遅延が発生しているという。
 一方、大量の復興工事を抱えているためにこうした工事間調整を十分に行うことができない市町村も多い。支援隊は、県を通さず直接市町村の現場に出向き、受注者の要望も聞きながら工事間調整に当たる。

提供:建通新聞社