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中央ニュース

2015/12/05

「建設産業革命」をテーマに大会 

 全国建設青年会議の第20回全国大会(大会会長・関剛摩関組顧問、福井)が4日に東京・西新宿のベルサール新宿グランドで開かれ、「建設産業革命〜社会を動かす産業へ〜」をテーマに外部環境の変化を踏まえた建設産業の使命や対応について情報交換した。関会長は「その時々の環境に自らの価値を委ねるのではなく、そもそも日本、住み暮らす地域、人生において建設という仕事をする価値はどこにあるのか」と問題提起。また、生産労働人口の減少や科学技術の進化などを挙げて「建設産業そのものの生産性向上はもとより、産業としての魅力・価値の向上につなげるための可能性を検討したい」と参加者に呼び掛けた。
 来賓として出席した石井啓一国土交通相は「過去を振り返りつつ現在の課題を認識し、未来の建設業の在るべき姿を展望しようとする皆さんの姿勢に深く敬意を表する」とあいさつした。
 会議では国交省の池内幸司技監が▽建設生産システムの生産性向上▽ストック効果を重視したインフラの整備・管理▽インフラの老朽化対策―などをめぐる国土交通行政を紹介。また、立命館大学の建山和由教授が情報化施工やCIM、建設ロボットを使った新しい生産システムを追及することの必要性を説いた。
 「建設産業の使命と新たな可能性」と題し、外部の有識者らを交えたパネルディスカッションも行った。

提供:建通新聞社