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2016/12/14

2級技術検定の年2回化 土木は10月・2月

国土交通省は、学科試験の年2回実施を決めた2級土木・建築施工管理技術検定の2017年度の試験日程を明らかにした。2級土木は17年10月に学科・実地試験を行い、18年2月に学科試験のみの2回目の日程を追加する。2級建築は17年6月に学科試験のみ、17年11月に学科・実地試験を行う。17年度の2級土木の日程は初年度のみの日程で、翌18年度は建築と同じ6月と11月の年2回実施とする。
 技術検定は、受験者数が減少傾向にあることに加え、受験者・合格者の平均年齢も年々上昇。2級土木の受験者は、01年度の平均年齢28・2歳が17年度に32・8歳と4・6歳上昇している。
 国交省は、若年層の受験機会を拡大するため、2級技術検定の学科試験を年2回行うことを決定。初年度の17年度は受験者数が多く、若年層の受験者も多い土木と建築で先行して実施する。
 国交省が明らかにした試験日程は、1回目の学科試験に不合格となった受験者が2回目の試験を受験できるよう設定。2級土木(種別・土木)の学科試験は、17年4月から受験申し込みを受け付け、17年10月に学科・実地試験を同時実施。合格者は17年12月に発表する。2回目は17年12月に申し込みを受け付け、18年2月に学科試験のみを実施、翌3月に合格者を発表する。初年度である17年度は暫定的な日程で、18年度以降は6月・11月の日程で実施する。
 2級建築の学科試験は、1回目の申し込みを17年3月に受け付け、17年6月に学科試験のみを実施する。翌7月に合格者を発表するとともに、2回目の申し込みを受け付け、17年11月に学科・実地試験を行い、18年1月に合格者を発表する。建築は、17年0度中に建築・仕上げ・躯体の3種別の学科試験を全て統一問題で行うことも検討している。
 年2回化の初年度となる17年度は受験料は据え置き、18年度以降に初年度の受験者数や運営体制を踏まえて受験料の改定を検討する。17年度の詳細な試験日程や受験地は、年明け1月の官報に掲載する。

提供:建通新聞社