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中央ニュース

2018/08/23

気候変動による外力増 下水の対応検討 国交省

 国土交通省は、西日本豪雨による被害を踏まえ、気候変動に伴う外力増加への下水道施設での対応策の検討を開始する。有識者による検討会立ち上げ、9月末にも初回の会合を開く。2018年度末にかけて議論し、対応策をまとめる。
 短時間に狭い範囲で集中的に雨が降るゲリラ豪雨とは異なり、西日本豪雨では記録的な大雨が長期間にわたって広い範囲で降った。河川が氾濫し、下水道に流入した雨水の放流が困難になったり、下水道施設自体の浸水被害などが発生した。
 検討会では、外力の増加に伴うこうした課題を踏まえ対応策を議論。成果を、現在見直しに向けて作業中の下水道施設の設計指針や、下水道浸水被害軽減計画策定マニュアルなどに反映したい考えだ。

提供:建通新聞社