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2019/05/24

週休2日 達成要因に「適正な工期」

 国土交通省は、2017・18年度に直轄の営繕工事で週休2日に取り組んだ受注者に実施したアンケート調査の結果を明らかにした。調査対象の26件の工事のうち4週8休を達成できたのは19件(73%)。達成した要因には「適正な工期設定」を上げる受注者が34%と最も多く、「受発注者間の円滑な協議」が27%で続いた。
 直轄の営繕工事では、週休2日促進工事のうち、延べ1000平方b以上の工事を対象に現場閉所の阻害要因を把握するモニタリング調査を実施。4月の中間報告に続き、3月までに工期を終えた26件の工事の受注者を対象とするアンケート調査の結果をまとめた。
 週休2日の達成状況は、4週8休が19件(73%)と最多で、4週7休がゼロ件、4週6休が3件(12%)、4週5休以下が4件(15%)だった。 週休2日を達成できた要因としては、適正な工期設定や円滑な協議の実施の他、「工事間調整が適切」(14%)、「設計と施工条件の相違なし」(7%)、「書類の簡素化」(7%)などが上がった。
 反対に達成できなかった要因には「執務並行改修での施工上の制約」の36%、「前工程の遅れ」の21%、「天候不順」の7%、「職人確保が困難」の7%などがあった。達成できなかった工事には、施工中に地中埋設物が見つかり工期が遅延したものもあった。

提供:建通新聞社