建設コンサルタンツ協会(建コン協、高野登会長)は、建設コンサルタンツ倫理綱領を改定した。「自律した建設コンサルタント」として、安全・安心、かつ活力ある国土を形成する建設生産・管理システムの上流工程を担う専門家集団としての責務を自覚し、さらなる社会への貢献を標榜。社会的な規律や規範の順守を明確に位置づけるとともに、社会的要請を踏まえ、「技術と品質」「環境配慮」を重点事項として明示した。
建コン協は1991年に倫理綱領を策定し、95年に改正していたが、これまで20年以上、見直しをしていなかった。公共事業を取り巻く社会環境はこの間に大きく変化。一方で、PPP(官民連携)やCM(コンストラクションマネジメント)などの業務領域も創出し、働き方改革や生産性向上、グローバル化への対応も建設コンサルタントの重要課題となっていることから、順守すべき事項を再整理し、自らの社会的使命と責任を自覚してもらう必要があると判断した。
提供:建通新聞社