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2019/10/22

国が河川復旧を代行 茨城県、長野県

 国土交通省は、台風19号で被災した自治体からの要請に応じて権限代行制度を適用、10月18日に久慈川と浅川(茨城県)、10月20日に千曲川と夜間瀬川(長野県)を対象とした復旧工事に着手した。
 権限代行制度は、都道府県管理河川が大規模災害などで被災した際に、国が高度な技術力を生かして災害復旧などを行う仕組み。これまでに17年九州北部豪雨などで適用されている。
 茨城県では、久慈川のうち常陸大宮市小貫付近と、浅川の常陸太田市松栄町付近で堤防が決壊。早期の復旧が必要なため、権限代行により国が堤防盛土などの復旧工事を実施することにした。
 長野県の管理区間では、千曲川で4カ所(野沢温泉村、東御市、佐久市、小海町)、夜間瀬川で1カ所(中野市)、それぞれ護岸が崩壊。被災箇所が長大な範囲にわたるため、国が復旧工事を実施する。

提供:建通新聞社