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中央ニュース

2020/04/27

国土交通データプラットフォームを一般公開

 国土交通省は4月24日、国・地方自治体が保有すインフラや地盤のデータを地図上に表示した「国土交通データプラットフォーム」を一般公開した。公開アドレスはhttps://www.mlit-data.jp/platform。橋梁・トンネル・ダム・水門などの施設情報や点検結果8万件、全国のボーリングデータ14万件に加え、ICT土工の3次元データも地図上に表示する。
 プラットフォームは、実世界をデジタルで表現する『デジタルツイン』の実現を目指し、国交省が19年度から開発を進めていた。気象、交通、施設・構造物、防災などの官民が保有するデータを搭載し、地図上に表示することで、都市環境の改善や物流の効率化、観光振興などの高度化につなげる。
 24日に一般公開された「国土交通データプラットフォーム1・0」には、インフラの諸元や点検結果のデータ、全国のボーリング結果などの地盤データを合計22万件搭載。ICT土工の工事成果として提出された3次元データも表示し、ダウンロードもできる。静岡県のインフラ情報(諸元、点検データ)なども搭載している。
 20年度は、年内にスタートするオンライン電子納品で直轄工事・業務のデジタルデータも受け入れる。プラットフォームを活用して新たな価値を創造するオープンデータチャレンジも実施する。将来的には、これらのデータを連携した災害情報の迅速の把握、インフラの遠隔診断、地下空間の可視化による占用工事の効率化などの実現を目指す。

提供:建通新聞社