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中央ニュース

2020/11/12

技術検定4種目 21年度から電子申請

 全国建設研修センターは、2021年度から土木・管工事・造園・電気通信の技術検定の受験申請にインターネット申請を導入することを検討している。初回の受験時に受験資格である実務経験を満たすことを確認した再受験者は、インターネットでの申請が可能になる。当面は、従来の書面による申請も認める。
 技術検定のインターネット申請は、建設業振興基金が試験機関である建築と電気工事の試験に導入済み。再受験者は、初回の受験時にデータベースに登録された情報をアップデートできるため、インターネット申請時に実務経験証明書などの提出を省略できる。
 土木・管工事・造園・電気通信の試験機関である全国建設研修センターも、再受験者を対象として4種目の受験申請にインターネット申請を導入する。これにより、技術検定7種目のうち、建設機械施工を除く6種目にインターネット申請が導入されることになる。
 国土交通省は、技術検定の受験資格である実務経験を偽った不正受験が相次いで発覚したことを受け、21年度から不正受験防止対策を実施するとしており、この対策の一つがインターネット申請の導入。
 インターネット申請は、受験申請時の負担軽減に加え、試験機関が既存データベースで実務経験をチェックできるようになり、データ管理の省略化にもつながる。さらに、各試験機関がデータを共有できる新たなデータベースを構築すれば、他種目との実務経験の重複チェックも可能になり、虚偽申請の防止につながるという。

提供:建通新聞社