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2021/09/10

1級建築士 学科受験者が2年連続増加

 2021年1級建築士試験の学科試験の受験者数が3万1696人となり、前年の受験者数を4・2%上回った。21年試験は、受験要件だった実務経験を免許登録要件に見直す改正建築士法の適用後2回目の試験で、2年連続で受験者数が増加した。合格者の平均年齢は前年と同じ30・3歳となり、改正法適用前の19年試験と比べると3・5ポイント低下している。
 20年4月に施行された改正建築士法により、建築士は受験要件として実務経験が求められなくなった。受験時には実務経験が求められず、試験合格から免許登録までに実務経験を積めば、建築士の資格を取得できるようになった。
 若年層の受験を後押しするための試験制度見直しにより、20年試験の学科試験の受験者数は20・9%増の3万0409人と大幅に増加。2年目の21年試験も、4・2%増の3万1696人と引き続き受験者数が伸びた。
 一方、21年の学科試験の合格者の平均年齢は30・3歳と前年試験から横ばいだった。ただ、制度の見直しによって受験が可能になった23歳以下の合格者は全体の14・7%となり、前年よりも4・1ポイント上昇している。

提供:建通新聞社