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2022/02/17

直轄業務の総合評価 契約額が過去最大に

 国土交通省は、直轄業務の入札・契約の実施状況(2020年度実績)をまとめた。これによると総合評価の契約額が前年度比13・8%増の2898億円で過去最大となり、5年連続で最高額を更新した。平均落札率は総合評価が前年度と比べ0・1ポイント増の84・4%となり、17年度以降ほぼ横ばいで推移。価格競争は0・2ポイント増の86・1%だった。
 国交省が20年度に契約した調査・設計業務は、総合評価、プロポーザル、価格競争、随意契約を合わせ計1万2378件。前年度より3・8%増えた。全体の契約額は4203億円で前年度より13・8%増加した。
 発注方式別の契約件数は、総合評価が7189件で全体の58・1%と最多だった。以下、プロポーザルが2767件(22・4%)、価格競争が2220件(17・9%)、随意契約が202件(1・6%)で続いた。
 契約額は総合評価が前年度比13・8%増の2898億円、プロポーザルが16・3%増の924億円、価格競争が7・9%増の331億円、随意契約が1・2%増の49億円となった。
 平均落札率は、総合評価が17年度以降ほぼ横ばいで推移する一方、価格競争では、伸び率が鈍化しながらも上昇傾向が続いている。入札額が調査基準価格を下回る総合評価での低入落札の発生率は0・1%と減少傾向にある。
 発注方式別にみる業務成績評定点は、プロポーザルの平均点が79・3点と最も高く、以下、総合評価の78・7点、価格競争の77・9点の順となった。

提供:建通新聞社