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中央ニュース

2022/03/24

CCUSによる技能者処遇改善推進 日建連

 日本建設業連合会(日建連、宮本洋一会長)は2022年度の事業計画をまとめた。取り組みの柱として、国土強靱(きょうじん)化の推進や担い手確保の取り組み、カーボンニュートラルへの対応などを掲げた。新規事業として、建設キャリアアップシステム(CCUS)を通じた建設技能者の処遇改善推進の検討や、建築資材の価格高騰への対応の検討などを盛り込んだ。
 重点実施事業は@積極的な公共投資の促進ACCUSの普及促進B働き方改革の推進C建設技能者の処遇改善D生産性向上Eカーボンニュートラルに向けた成長戦略への取り組みの推進F広報活動の充実G適切な企業行動―の8項目。
 新規事業として盛り込んだCCUSを通じた建設技能者の処遇改善推進の検討では、標準見積書の活用など、レベル別賃金を踏まえた見積もり尊重の仕方について決めていく。
 週休2日の普及では、2024年度末の4週8閉所の実現に向けて活動を継続する他、会員企業へのフォローアップ調査で、従来の現場の閉所状況だけでなく、現場職員の休日も調査対象に追加する。また、労働条件の改善に向けて、改正労働基準法の理解を促進するため、会員企業向けのパンフレットを作成する。
 広報活動で、新規に広報誌での建設主要団体との座談会特集を企画。既に建設技能者の処遇改善をテーマに第1回を行っており、今後、22年度中にテーマを分けて3回行い、各団体の広報誌に掲載する。

提供:建通新聞社