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2022/05/13

4月の企業倒産 集計開始以降最少に

 帝国データバンク(TDB)は、4月の全国企業倒産集計をまとめた。倒産件数は487件で前年同月比0・4%減となり、11カ月連続で減少した。4月としては集計開始以降最少を記録。一方で、コロナ禍以降続いた急激な減少ペースが落ち始めた。負債総額は10・0%減の720億1700万円と3カ月ぶりに減少した。
 倒産件数を業種別に見ると、7業種中5業種で前年同月を下回った。建設業は前年同月比3・4%減の85件、不動産業は11・1%減の18件だった。
 地域別では、9地域中5地域で前年同月比が増加した。このうち近畿は、大阪と滋賀で減少したものの、京都など4府県で2桁の大幅増となり、全体で11・9%増の126件と11カ月ぶりに増加に転じた。東北は倒産件数が4カ連続で前年同月比50%超の増加が続いており、建設業やサービス業で倒産が目立った。
 関東は15・1%減の157件と3カ月連続で減少した。4月としては過去40年で最少となった。

提供:建通新聞社