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2022/06/02

CCUS能力評価基準 建築測量が追加

 建設キャリアアップシステム(CCUS)の登録技能者の能力評価基準に、新たに「建築測量技能者」の1職種が加わった。これにより全38職種で能力評価が可能になった。2020年3月に同能力評価制度ができて以来、三つ目の職種追加となる。国土交通省が6月1日に認定した。
 制度創設当初、35職種でスタートした。今回追加した建築測量技能者の能力評価実施団体は、墨出し技能者の社会的地位確立を目指している全国建築測量協会(椛嶋寿彦理事長、東京都台東区、略称・全建測)。墨出しは、図面と実際の位置を把握するため、地面などに必要な基準線を書き出す作業。
 登録技能者の能力評価制度は、職種ごとの能力評価基準に基づき、CCUSに蓄積・登録される建設技能者の技能や経験を客観的に評価する仕組み。能力評価を実施しようとする専門工事業団体が分野ごとに能力評価基準を策定し、国土交通大臣の認定を受けた上で、各団体が能力評価基準に基づき登録技能者の技能レベルを評価する。
 能力評価基準が整っている職種に属する技能者がレベル判定を受けることができる。技能レベルは、技能者の経験、知識・技能、マネジメント能力に応じて4段階で判定。技能者本人には、技能レベルに応じたCCUSカード(ゴールド、シルバー、ブルー、ホワイト)が交付される。

提供:建通新聞社