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中央ニュース

2022/06/24

経審加点対象に「トライくるみん」も

国土交通省は、経営事項審査の評価対象となるワーク・ライフ・バランスの加点対象に、「トライくるみん」を追加することを決めた。トライくるみんの認定者への加点はW評点(社会性等)で3点。2023年1月に施行する。
 国交省では、ワークライフバランスに取り組む企業を経審で評価するための準備を進めている。評価対象とするのは、子育て支援などを行う企業を評価する「くるみん」、女性活躍の支援を認める「えるぼし」、若手の採用・育成に取り組む「ユースエール」の認定企業。
 このうち「くるみん」については、取り組みの内容に応じて設定している「プラチナくるみん」または「くるみん」の認定取得を要件に想定していたが、ことし4月に新たな区分として「トライくるみん」が追加されたため、経審の加点要件にも加えることとした。
 配点は「くるみん」と「トライくるみん」が各3点、「プラチナくるみん」が5点=表参照。「えるぼし」「ユースエール」の認定も受けている場合、点数を合計せず、最も高い評点を加点する。
 6月21日に開いた中央建設業審議会(中建審)で要件追加案を報告した。
 中建審ではこの他、建設キャリアアップシステム(CCUS)の現場導入に取り組む企業を経審で加点評価するための加点要件の変更案も提示。
 当初は、元請けとして「全ての建設工事」または「全ての公共工事」でカードリーダーなどを設置した場合に加点するとしていたが、「工期が極端に短い少額工事」と「災害応急工事」は、カードリーダの設置効果に対して受注者の負担が過度になりかねないことから、審査対象外とする。施行予定は同じく23年1月。

提供:建通新聞社