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2022/08/29

建設業の現金給与 6月は11・2%増

 厚生労働省がまとめた毎月勤労統計調査(6月分、確報)によると、建設業の月間給与の総額は58万4136円で、前年同月比11・2%の大幅アップとなった。前年同月比で10%以上アップするのは2018年7月以来、約4年ぶり。夏冬の賞与などの「特別に支払われた給与」が26%の大幅アップとなり、全体の伸びをけん引した。
 建設業の月間給与総額が前月比でアップするのは、21年8月以来11カ月連続。また、前月比11・2%のアップ幅は、コロナ禍から回復の見られた飲食サービス業(11・9%)に次いで、全産業中で2番目だった。
 建設業の月間給与の内訳を見ると、就業規則に基づく「所定内給与」は32万8423円で、3・4%のアップ。時間外手当などの「所定外給与」は2万3545円で0・4%アップ。「特別に支払われた給与」は23万2168円で26%の大幅アップだった。
 また、6月の総実労働時間は170・7時間で1・1%減となった。それでも、全産業中では運輸業、郵便業(171時間)に次いで労働時間が長かった。
 常用の労働者が5人以上の規模の事業所を対象に調査した。

提供:建通新聞社