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2023/02/09

人手不足倒産 建設業が半数占める

帝国データバンク(TDB)の全国企業倒産集計によると、人手不足倒産は1月に全業種で12件発生し、7カ月連続で前年同月を上回った。うち6件が建設業だった。
 建設業の人手不足倒産では、建築士や施工管理者など、業務遂行に不可欠な資格者の離職により、事業運営が困難になる「従業員退職型」倒産が目立ってきている。22年に全国で発生した従業員退職型の人手不足倒産は全業種で46件に上り、建設業が半数を占めた。
 1月の建設業の全倒産件数は100件で前年同月と同水準。業態別に見ると、ゼネコンが8・6%減の32件、設備工事業が34・6%減の17件、専門工事業が30・8%増の51件となった。
 負債額は、ゼネコンが35・8%減の28億1600万円、専門工事業が13・6%減の15億5000万円、設備工事業が15・3%増の31億4200万円だった。

提供:建通新聞社