トップページお知らせ >中央ニュース

お知らせ

中央ニュース

2023/03/31

公共建築工事の標準書式 省略化などで改定

 国土交通省は、公共建築工事で受注者が発注者に提出する「公共建築工事標準書式」全28書式のうち22書式を改定した。省略・簡素化できる書式を例示するなどし、現場の働き方改革につなげる。4月1日以降に発注する工事で適用していく。
 主な改定ポイントは、▽省略・簡素化が可能な書式を明確化▽スライド申請書式を種別ごとに作成▽週休2日と適正な工期の確保に対応した書式作成―の三つ。
 このうち省略・簡素化できる書式は、「電気保安技術者通知書」「技能士通知書」「火災保険等加入状況報告書」「緊急連絡体制」「工事実績情報登録報告書」「施工体制報告書」「主要(資材・機材)発注先通知書」「週間工程表」「月間工程表」―の九つとした。
 スライド申請書式は、単品スライド用とインフレスライド用の2書式を新たに作成した。昨今の資材高騰で各種スライド条項の適用が増加することを踏まえ、タイプ別の書式を用意し、円滑な手続きを後押しする。
 週休2日と適正な工期の確保に対応した書式では、週間工程表と月間工程表に、現場閉所日や現場休息日などの記載欄を追加。週休2日の定着を受注者に意識させることで、工程管理の適正化につなげる。

提供:建通新聞社