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2025/05/20

土木学会賞功績賞は田中茂義氏ら5人

 土木学会(佐々木葉会長)は5月19日、2024年度の土木学会賞の授賞者を発表した。授賞対象は17部門117件。このうち、土木事業の発達や土木工学の進歩などに寄与する著しい功績を認めた人に贈る功績賞は、大成建設の代表取締役会長で、前土木学会長でもある田中茂義氏ら5人に授与する。
 橋梁とそれに類する構造物に関する優れた業績を表彰する田中賞(作品部門)は5件を選んだ。うち、既設は東名多摩川橋の大規模更新(東京都世田谷区〜川崎市)、喜連瓜破橋大規模更新(大阪市平野区)の2件、新設はジャイン・コーカレー橋(ミャンマー)、出島大橋(宮城県女川町)、双海橋U期線(愛媛県伊予市)の3件となる。
 この他、技術賞に29件、環境賞に5件、研究業績賞に3件、論文賞に7件、論文奨励賞に7件、吉田賞(研究業績部門)に1件、田中賞(業績部門、論文部門、技術部門)に8件、技術開発賞に9件、出版文化賞に1件、国際貢献賞に7件、国際活動奨励賞に20件、技術功労賞に10件を贈る。
 2年に一度表彰する映画コンクールには3件を選んだ。最優秀賞は、「【喜連瓜破橋梁架け替え工事】二年半の軌跡〜100年先を見据えて〜工事担当者の想いに迫る!」。部門賞では、一般部門に「人々の暮らしを取り戻す 精鋭たちの総力戦2016―2021 熊本県南阿蘇村―技術者たちの闘い」、技術映像部門に「令和のリニューアル 北陸自動車道 米山トンネルのインバート補強」を選んだ。
 6月13日に都内で表彰式を開く。
 功績賞の5人の授賞者は次の通り(敬称略)。
 田中茂義(大成建設代表取締役会長)▽島谷幸宏(熊本県立大学特別教授)▽細川恭史(海域環境研究機構技術顧問)▽山本修司(沿岸技術研究センター参与)▽西村和夫(東京都立大学名誉教授)

提供:建通新聞社