国土交通省がまとめた建設工事受注動態統計調査報告によると、2025年1〜12月に全国の建設会社が受注した工事請負契約の総額は126兆1611億円で前年比3・8%増となった。現行の推計方法となった21年以降では最高の金額。元請け受注高も過去5年で最高となったが、下請けは24年の増加から減少に転じた。
受注総額のうち元請け受注高は86兆3872億円で10・2%増だった。一方、下請け受注高は39兆7739億円で7・9%減となった。ただし、下請け受注高も過去5年間では2番目の高さとなっている。
元請け受注高のうち公共機関からの受注は24兆1445億円で6・1%増だった。民間からの受注は62兆2427億円で12・0%増と、さらに伸び率が高い。
業種別では、総合工事業が63兆3734億円で9・1%増、設備工事業が19兆1843億円で18・4%増だったのに対し、職別工事業は3兆8295億円で5・4%減となった。
1件500万円以上の公共工事の受注総額は22兆9775億円で3・8%増。このうち国の機関からの受注は7兆2647億円で、0・1%減とほぼ横ばいだった。地方の機関は15兆7128億円で5・7%増だった。
民間の建築・建築設備工事(1件5億円以上)の受注は20兆9389億円で23・6%増となり、前年に引き続き大きく増加した。発注者別では、最も受注高の大きい不動産業が6兆8780億円で11・4%増、次いで受注高の大きいサービス業が4兆1036億円で44・8%増、製造業が3兆6624億円で6・0%増となった。
民間の土木工事・機械装置等工事(1件500万円以上)の受注総額は12兆2224億円で24・0%増となった。発注者別で最も受注高の大きい製造業が3兆8335億円で22・4%増、次いで大きい電気・ガス・熱供給・水道業は3兆3567億円で19・3%増、運輸業・郵便業は1兆8992億円で17・8%増といずれも大きく増えた。
提供:建通新聞社