国土交通省と国土地理院、内閣官房は、地理空間情報とAIを組み合わせた新たな施策を展開するため、有識者からなる「ジオAI研究会」で議論を開始した。研究会で、地理空間情報とAIを組み合わせる上での課題や、産学官の役割分担を議論し、5月までに提言をまとめる。
研究会では、GIS(地理情報システム)や電子国土基本図といった形で地理空間情報が、ドローンを活用したインフラ維持点検、衛星測位を利用したICT施工、災害時の地殻変動監視など、幅広く活用されている状況を報告。急速に発達するAIを地理空間情報と組み合わせることで、さらなる経済・社会活動の進展が見込まれるとした。
国交省は組み合わせによって、データの整理・分析や予測・提案が可能になるとの考えを示した。データ整備については、衛星画像や人流データなどを基に3D地図を生成することで、地理空間情報の充実につなげられるとした。データ分析に関しては、データからパターンを抽出することで、空間分析の拡大につなげる。予測や提案に関しては、AIが空間情報を理解して自動的にデータを取得・選択できると、利用者の判断や行動を後押しできると考えている。
提供:建通新聞社