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中央ニュース

2026/03/31

4月1日からBIM図面審査開始 作業効率化、審査期間短縮へ

 建築確認申請にBIMを活用する「BIM図面審査」が、あす4月1日に始まる。「建築確認用CDE」と呼ばれるデジタルプラットフォームを活用し、審査期間と申請者が建築確認申請に必要なデータをやり取りする取り組みだ。BIMによって図面間の整合性確認が容易になるため、審査期間の短縮が見込まれる。
 BIM図面審査では、申請者がBIMデータから出力したIFCデータ(BIMの共通ファイルフォーマット)とPDF形式の図書を審査機関に提出。申請者はBIMを活用して整合性のとれた設計図書を作成しやすくなる他、審査機関も図面間の整合性確認が不要となる。CDEを活用して申請するため、申請者が指定確認検査機関の窓口まで出向く必要がなくなり、設計図書の修正もオンライン上で可能となる。
 国交省は「建築確認申請では、図面間の整合性チェックに多くの時間が割かれる」(住宅局建築指導課)として、審査期間の短縮への効果に期待している。申請者の多くがBIM図面審査に取り組めるよう、2026年度からBIM関連の補助事業である「建築GX・DX推進事業」を拡充する。
 BIM図面審査は、日本建築センターなど指定確認検査機関7機関、特定行政庁として北海道千歳市と宮城県塩竈市が、4月1日から実施する(3月13日時点)。指定確認検査機関5機関と特定行政庁1機関が実施に向けた準備を進めており、今後も増加が見込まれる。BIM図面審査を開始する機関でも、従来通りの申請手続きにも対応する。
 さらなるBIMの活用促進に向け、国交省は、29年春から、IFCデータを使って建築確認を行う「BIMデータ審査」を開始する考え。BIM図面審査で、審査の対象となるのはPDFデータのみで、IFCデータは参考としての提出。BIMデータ審査では、IFCデータを使って審査し、PDFデータを参考とする考え。具体的なデータの活用方法は、26年度上半期をめどに固める。

提供:建通新聞社