財務省の法人企業統計調査によると、2026年1〜3月の建設業の売上高経常利益率は11・0%となり、前年同期と比べ0・6ポイント低下した。前年同期の上昇から低下に転じた。産業別に見ると、不動産業(16・4%)に次いで、2番目に高い売上高経常利益率となっている。
法人企業統計調査は、資本金1000万円以上の営利法人を対象とした標本調査。
建設業の利益額を見ると、経常利益は5・9%減の3兆9943億円、営業利益は8・1%減の3兆7579億円といずれも減少した。売上高も1・1%減の36兆2952億円と減少。大手企業は増収増益が続いているものの、中小企業は物価上昇の影響で利益を減らしており、産業全体としては減収減益となった。
全産業の売上高経常利益率は8・0%で、前年同期と比べ1・0ポイント上昇した。製造業全体では10・5%と建設業を下回っているものの、業種別では、情報通信機械(24・1%)、業務用機械(17・1%)、化学(16・8%)と建設業の利益率を大幅に上回っている。不動産業の利益率は16・4%で前年同期と比べ1・4ポイント上昇している。
提供:建通新聞社