日本建設業連合会(日建連、押味至一会長)の建築本部に参加する58社の2024年度の国内建築工事の受注額のうち、「設計施工一貫方式」での受注額の割合は54・9%となり、前年度と比べて2・5ポイント上昇した。このうち、自社単独での「設計施工率」が48・5%と3・2ポイント上昇している。
日建連は、設計と施工の一体化により、ゼネコンの総合力を生かせる「設計施工一貫方式」を採用すると、コスト削減や工期短縮が可能になるとして、普及を促進している。建築本部の参加企業に対し、設計施工一貫受注額と設計施工率(国内の建築工事受注額に占める設計施工一貫受注額)を調査し、毎年度公表している。
24年度の受注額を対象とした調査結果によると、設計施工一貫方式での受注額は前年度比10・1%増の6兆5482億4600万円となり、国内建築工事の受注額(11兆9418億0900万円、5・3%増)に対する設計施工率は54・9%と、2・5ポイント上昇した。
内訳は、日建連会員企業の単独設計が5兆7882億5700万円と受注額の48・5%を占め、建築設計事務所との共同設計が7599億8900万円と6・4%だった。
対象企業の建築設計部門に所属する有資格者数も調査した。1級建築士は1・4%増の6424人、構造設計1級建築士が1・3%増の1140人、設備設計1級建築士が2・4%減の581人、建築設備士が1・4%増の1068人だった。
建築設計部門に所属する社員1万1136人のうち、女性社員は22・8%の2538人だった。さらにこのうち、女性管理職は287人で、建築設計部門の女性社員の8・4%だった。
提供:建通新聞社