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中央ニュース

2026/06/09

電子入札のシステム改良 申請情報生かし審査自動化

 国土交通省は、電子入札システムの次期システム改良で、運用を効率化する。直轄工事・業務の申請者が同種実績などの資料を個別にPDF形式でアップロードする仕組みを見直し、データを入力できるようにする。申請者・発注者双方の手間を軽減するだけでなく、入力データを2次活用することも想定。将来的には、入力データを基にした入札参加資格の自動判定を目指す。
 現行のシステムでは、直轄工事や業務の受注を希望する申請者が同種工事・業務の実績や配置予定技術者の資格、技術提案書などのファイルを案件ごとにアップロードする必要がある。発注者は個々のファイルをダウンロードして内容を確認するなど、手間が生じていた。また、文書ファイルをそのままダウンロードするため、データとして利用することが難しかった。
 そこで、電子入札システムの次期改良で、申請者が申請情報をデータ入力できるようにする。データは2次活用できるようにし、2回目以降の入力を簡略化するイメージだ。さらに、入力したデータを工事契約管理システムと連携させることで、参加資格を自動判定処理することも想定。判定結果を基に、審査会に諮る手順とすることで、従来よりも審査を効率化できるという。
 建設コンサルタント等業務を巡っては、近く、業務成績評定点のテクリス登録結果を確認できる運用も開始する。テクリスを運営する日本建設情報総合センター(JACIC)のホームページに業務成績の登録値を公開し、受注者が成績評定通知書との整合性を確認できるようにする。
 テクリスに登録されている建設コンサルタント等業務の業務成績評定点について、2025年に誤りが見つかったことを受けて対策を決めた。国交省が過去5年間にさかのぼって成績評定約6万1000件を精査したところ、このうち約510件でミスがあったという。
 国交省の地方整備局・出先事務所の評定点の算定担当がテクリスへの登録担当にデータを受け渡す際や、登録担当がJACIC様式に転記する際などに記載を誤る例が多かった。登録された業務成績評定点は総合評価の対象となるため、その後の受注にも影響が出かねない。
 JACICのホームページでは、業務成績評定点のテクリスへの登録値を一覧表形式で公開する。公表内容は登録番号と業務評定点、担当技術者評定点、照査技術者評定点とし、受注業者名は公表しない。地整のホームページにもJACICホームページへのリンクを掲載する。

提供:建通新聞社