トップページお知らせ >中央ニュース

お知らせ

中央ニュース

2009/09/30

全国初の公契約条例成立 千葉県野田市 

 市が発注する公共工事や業務の受注者や下請け業者に、労働者の適正な賃金水準の確保を義務付ける千葉県野田市の「公契約条例」が、9月29日の市議会で可決・成立した。公契約条例の成立は全国で初めて。2010年度の事業からの適用に向けて今後詳細を詰める。
 予定価格が1億円以上の工事と、1千万円以上の施設点検、維持管理、清掃などの業務を当面の対象とする。義務付ける労働者の最低賃金は、公共工事の場合、国土交通省と農林水産省が毎年設定している「公共工事設計労務単価」を基に市が設定する。業務委託は市職員の給与条例に基づいて定める。
 10年度の施設の清掃や維持管理業務から適用できるよう、10年2〜3月までには詳細を詰めて施行する。
 詳細が決まり次第、関係企業に対する説明会も行う。

提供:建通新聞社