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2010/04/08

東京都内などビル7棟で外壁の耐火構造仕様に不適合が判明 国交省

 国土交通省は7日、東京都内などに建てられたビル7棟の外壁が耐火構造の仕様に適合していないと発表した。この外壁は鹿島(港区)や岐阜折版工業(岐阜県羽島郡)らが共同で開発したもの。国交省は開発者に対し、原因究明と再発防止策の検討と報告とともに、該当する建築物の改修など必要な対策を求めていく。
 問題の外壁は、耐火構造の大臣認定を受けている既存製品を改良したもので、東京都内で3棟、大阪府内で3棟、神奈川県内で1棟の計7棟での使用が確認されている。
 通報に基づき国交省が調査したところ、既存製品と比べ▽目地部カバー材が存在しない▽目地の幅が認定仕様よりも広い▽外装材の連結用金物が存在しない―などの違いが見つかった。
 不適合とされる状態になった経緯や原因について国交省は「開発者間で見解に相違があり、現時点では判明していない」としている。

提供:建通新聞社