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2010/04/22

日建連 日建連・BCS・土工協の合併検討を理事会で確認

 日本建設業団体連合会(日建連)と建築業協会(BCS)は21日に常任事理会を開き、日本土木工業協会(土工協)を含む3協会で、来年4月1日の合併に向けて検討していく方針を確認した。日建連の野村哲也会長は、「われわれ(会員)建設企業のほとんどが土木と建築を両輪とする業態であり、一体的に活動していくことは自然の流れ」とし、各協会が積み重ねてきた事業実績を基本に、より効率的な協会運営を目指す考えを示した。土工協は23日の理事会・総会で合併の検討を盛り込んだ事業計画案を審議する。日建連とBCSは同じく23日付で会員向けにアンケート調査表を配布し、会員各社の総意を確認した上で、5月26日の総会に合併案を提案する。
 BCSの山内隆司会長は、「一つにまとまることで発言力が強まり、会員の負担軽減にもつがなる」と説明。理事会や総会が一本化され、会費が減額されれば3協会それぞれに加入している企業の時間的、経済的コストが縮減できるとした。各理事からは「よく英断した」と歓迎する意見が多かったという。また、供用開始後1年以上を経過した国内の優良建築物を表彰する「BCS賞」については、「名称はともかく、継続していきたい」と話した。
 日建連・BCS会員向のアンケート調査は、「あくまでも合併の賛否を問うのが目的」(日建連)とし、5月早々に結果を取りまとめ、総会時に具体的な方針を提案することにしている。
 また、一般社団法人への移行で固まっていた公益法人制度改革への対応について、日建連の野村会長は「新協会であらためて意思決定すべき事項」とし、5月の総会での基本方針(一般社団化)の提案は見送る考えを表した。

提供:建通新聞社