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2010/06/14

アスベスト濃度測定マニュアル改訂 環境省 建築物解体現場と一般環境を区別 

 環境省は、一般環境中のアスベスト濃度を測定するためのモニタリングマニュアルを改訂した。今後、アスベスト粉じんの主な発生源は解体現場になるとみて、一般環境と建築物などの解体現場のモニタリング方法を区別した。
 クリソタイルを主な測定の対象としていた測定方法も見直した。今後はクリソタイル以外のアスベストの同定を確実に行っていく必要があると判断。総繊維数が一定レベルを超えた場合は電子顕微鏡法による確認を行うようにした。
 これまでは、建築物などの解体工事の中には、短期間の工期で終了するものがあり、現行のマニュアルによる方法では測定結果が出るまでに解体そのものが終了してしまうケースが少なくなかった。
 このため、改訂したマニュアルは解体現場で迅速に測定できる方法についても記載。短い工期の解体現場での対応を求めた。ただ、解体現場などでの測定方法について知見が十分得られていないとの判断から、測定方法の「紹介」にとどめた。

提供:建通新聞社