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2010/09/03

住宅リフォーム市場規模 13年度は09年度比7・3%増の7兆7500億円 創エネリフォームが急伸

 2013年度の住宅リフォーム市場規模は09年度に比べ7・3%増の7兆7500億円になるという推計を、民間調査会社の富士経済がまとめた。住宅種類別の内訳は、戸建て住宅が7・2%増の5兆2000億円、集合住宅が7・6%増の2兆5500億円となる見通し。特に太陽光発電システムの導入を初めとした「創エネリフォーム」が大きく伸びるとみている。
 09年度の住宅リフォーム市場規模は08年秋に発生したリーマンショックの影響を受けて前年度比4・4%減の7兆2200億円となった。10年度に入ってからは補助金制度の復活などで太陽光発電システムの後付け需要が好調であることに加え、住宅エコポイント制度などの後押しもあり、市場は堅調に推移していく見通しだ。
 住宅リフォームをコンセプト別に見ると、太陽光発電システムなどの「創エネリフォーム」が、09年度の1962億円から13年度は4775億円へと143・4%伸びると予測。既存住宅を抜本的にリフォームする「リノベーション」も、若年層の中古マンションに対するニーズの高まりを背景に09年度の1550億円に対して41・9%増の2200億円に拡大する見込み。「耐震リフォーム」は09年度の3800億円から6・6%増の4050億円になるとした。
 住宅リフォームの業態別動向も調べたところ、独立系工務店は09年度比5・3%増の3兆4903億円と小幅な伸びにとどまるのに対し、ハウスメーカー系は23・3%増の5560億円に増加する見通し。さらに家電量販店は118・1%増の975億円、インターネット事業者は34・2%増の302億円へと市場規模が大幅に拡大するとした。

提供:建通新聞社