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2012/04/16

都市公園事業に計画段階評価導入へ 国交省

 国土交通省は、都市公園事業に計画段階評価を導入するための検討に着手する。新規事業採択時評価の前段階に代替案を比較・検討する仕組みを想定しており、都市事業の特徴を踏まえた評価手法の在り方を2012年度中に具体化する。これに伴い、「都市公園等事業の新規採択時評価の客観的評価手法(案)」も改訂する方針だ。
 計画段階評価は、公共事業の透明性を高めるための事業評価手法で、2010年度に国交省が導入を始めた。現在は直轄土木工事の新設・改築時などに活用している。
 都市公園事業での導入の検討に当たっては、既存の都市公園をモデルとしたケーススタディを2件程度で実施した上で、実際に計画段階評価を試みる。それぞれの都市公園で最も評価が高い事業計画と低い事業計画について、費用対効果分析を実施し、計画段階評価結果の違いによる整備効果を検証する。
 国交省は現在、評価手法の調査検討業務を担当する事業者の公募手続きを進めている。評価手法の検討に当たっては、学識者らで構成する委員会を開催することも視野に入れている。
提供:建通新聞社