文部科学省は、学校施設のゼロエネルギー化を目指す「スーパーエコスクール実証事業」の対象として、京都市と福島県矢吹町を採択した。市・町が計画する学校改修の基本計画費を支援する。改修時に省エネルギー、再生可能エネルギー、畜エネルギーの先端技術を導入し、年間のエネルギー消費量をゼロにすることを目指す。
採択された京都市と矢吹町は、市・町内の小学校各1校で行う改修工事で、太陽光発電などの再生可能エネルギーのほか▽採光・通風の確保▽照明の高効率化▽窓・外壁の断熱化―などにより、ゼロエネ化を図る。
12年度は学校関係者や設計者らが参加したワークショップ形式で基本計画、13年度に基本・実施設計、14年度に改修工事を行うことになっている。
文科省では対象校の追加募集も行う予定。
提供:建通新聞社