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中央ニュース

2013/01/29

農水省 公共事業の執行円滑化で通達

 農林水産省は、2012年度補正予算案に盛り込まれた公共事業の執行に向け、入札・契約業務の効率化や円滑化を図る。23日付で地方農政局などの出先機関に通達した。指名競争入札の採用を可能とすることや総合評価方式の提出資料の簡素化に加え、2012年度中に完了が見込まれる事業について、予算成立前に入札公告を前倒しで行うことも認める。
 12年度補正予算案に盛り込まれた農水省の公共事業費は5512億円で、12年度当初予算に計上された5673億円と同規模。同省では、補正予算による公共事業の円滑な執行に向け、入札手続き期間の短縮や簡素化などを図る考えで、23日付で林野庁や水産庁、地方農政局などに通達した。
 同省の取り組みは、15日付で通達した国土交通省とほぼ同様の内容。具体的には、事業執行の迅速化・効率化が見込まれる事業について、指名競争入札の採用を認めるほか、総合評価方式の提出資料の簡素化、中小企業の受注機会の確保に考慮した発注規模の拡大などに取り組む。年度内に完了する工事については、予算成立前に入札公告することも認める。
 また、地方農政局で試行実施していた概算数量発注の積極的な活用により、積算業務の効率化を図るよう指示している。

提供:建通新聞社