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2015/12/04

ベトナム技術者の採用セミナー 25社参加

 少子・高齢化の影響で、担い手不足が懸念される建設業界に技術者として海外から優秀な学生を招き入れようとする新しい取り組みが始まった。日本で働きたいベトナム人技術者と国内企業のマッチングを目指す「日越人材開発雇用促進プロジェクト」の国内説明会が2日、都内で開かれ、外国人の採用を検討中の25社約40人が参加した。
 橋梁設計などを手掛ける日本構造エンジニアリング(テクノブリッジNKE・千代田区)と語学学校、NPO法人が連携、国土交通省などが支援するプロジェクトの一環で実施したセミナー。
 当日は、ベトナム人技術者の採用を検討している企業の関係者で会場は満席となった。イランや中国籍の従業員も雇用するテクノブリッジNKE海外アライアンス推進室長の若山毅氏がまず、海外事業進出に至った経緯について説明。「真面目で勤勉。加えて物事の理解・吸収が早い点は日本で働くのに適した能力」とベトナム人の国民性に触れ、「異文化や意思疎通などに課題はあるが、教育を持続することで彼らは会社の未来を担う人材に成長すると確信している」と述べた。この後、外国人雇用の流れや留意点についての説明なども行われた。
 今回のセミナーを踏まえ2016年1月28、29日にはベトナムを訪問、国立ハノイ土木大学の学生を対象に現地面接会を実施する予定だ。

提供:建通新聞社