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2017/04/07

港湾土木で段階的選抜 全国に試行を展開

 国土交通省は、直轄の港湾土木工事における段階的選抜方式の試行を2017年度から全国に展開する。入札参加者の技術提案書の作成や、発注者の審査・評価の負担を軽減するため、同種工事の実績などによる1次審査で参加者を絞り込み、2次審査で技術提案の提出を求める。1次審査ではワークライフバランス(WLB)推進企業に加点評価も与える。
 港湾土木工事では、16年度に九州地方整備局で初の試行工事を実施しており、17年度は全国に試行を広げる。試行工事は、港湾土木工事のうち、政府調達協定(WTO)の対象案件から選ぶ。
 港湾土木工事の段階的選抜方式では、企業・配置予定技術者の同種工事実績なとを記載する簡易な技術資料で1次審査を実施。1次審査で5〜10者を選抜し、技術提案書の提出を求める2次審査を経て落札者を決める。
 1次審査では、WLB推進企業に加点措置を与える。加点対象は▽えるぼし認定▽くるみん・プラチナくるみん認定▽ユールエール認定―を受けた企業。いずれの認定企業にも1次審査の評価項目にある「企業の能力等」に一律1点を加点することになる。

提供:建通新聞社