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2018/04/03

工事実績ある許可業者 16年度は7・6%減

 国土交通省がまとめた「建設工事施工統計調査報告」によると、2016年度に工事実績のあった建設業許可業者は20万0927者となり、前年度から7・6%減少した。知事許可業者のうち、個人の許可業者数が14・2%減と大幅に減少した。就業者数は2・6%増の285万9330人だった。
 建設業許可業者約47万者(16年度末時点)のうち、11万者を抽出して調査票を送付。このうち6万2868者の回答をベースに母集団(47万者)の値に復元した。
 調査報告によると、16年度に工事実績のあった建設業者20万0927者の内訳は、大臣許可業者6595者(0・6%減)、知事許可業者19万4332者(7・9%減)。知事許可業者のうち、個人業者は2万3084者(14・2%減)、法人業者は17万1248者(6・9%減)だった。
 完成工事高は1・9%減の86兆5755億円で、元請け完成工事高が1・5%減の55兆5486億円、下請け完成工事高が2・5%減の31兆0269億円の内訳。発注者別の元請け完成工事高は、民間が0・9%減の40兆0160億円、公共が3・1%減の15兆5326億円だった。
 就業者数285万9330人のうち、従業者数は265万2840人(2・3%増)、労務外注労働者数が20万6490人(5・9%増)だった。従業者数の内訳は、常用雇用が256万4828人(2・8%増)、臨時・日雇いが8万8012人(9・2%減)。
 業種別の就業者数は、総合工事業が0・1%減の137万5475人、職別工事業が2・1%減の61万9590人。設備工事業が11・1%増の86万4266人と大幅に伸びた。

提供:建通新聞社