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中央ニュース

2019/12/03

建設業の魅力発信 ブロック単位で推進体制

 国土交通省は12月2日、「建設現場で働く人々の誇り・魅力・やりがい検討委員会」を開き、建設業の魅力発信に向けた提言案を提示した。提言案では、災害対応のビブスなどの統一、QRコードを活用した工事銘板、現場のイメージ映像の配信などを全国展開するよう提案。建設現場のイメージアップを推進するため、地域ブロック協議会を官民一体で構築することも求めた。
 提言案では、建設業の普遍的な存在意義が「日本の国土・まちをつくる・まもる」ことにあると定義し、このことを発信することで、建設業を『リブランディング』(新たなブランド構築)する必要性を提起。
 このコンセプトを官民が共有した上で、戦略的に情報発信を行うことを求めた。受発注者と有識者で地域ブロック協議会を設置し、この体制で継続的に情報を発信する。
 具体策としては、災害時の復旧作業に当たる建設業・建設コンサルタントが統一のビブスなどを着用し、官民一丸で災害対応に取り組む姿勢をアピールする。完成したインフラに設置する工事銘板にはQRコードを活用。QRコードをスマホで読み取ると、工事施工中の動画や音声、工事に従事した企業・関係者の名前を紹介できるようにする。
 各企業や建設業団体が作成した映像を国交省が集約し、SNSを活用して一元的に発信する仕組みも検討。建設現場で働く女性が企業の枠を超えて連携できる交流の場も官民で立ち上げる。

提供:建通新聞社