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2020/10/30

技術検定の不正防止 21年度から順次実施

 
国土交通省は10月29日、「技術検定不正受検防止対策検討会」の4回目の会合を開き、不正受験防止対策の提言案を示した。一連の不正受験で虚偽の申請があった実務経験の確認の厳格化、不正受験を抑止するためのペナルティーなどを盛り込む提言を近くまとめる。国交省はこの提言を踏まえ、2021年度から対策を順次実施していく考えだ。
 実務経験が受験資格に満たない不正受験が相次いで発覚したことを受け、有識者、建設業団体などでつくる検討会が不正受験防止対策を提言する。
 これまでの検討会では、当面の対策として、受験者を雇用する企業が実務経験を証明できるよう、社員の工事経歴を適正に記録・管理することを求めたり、受験申請時に実務経験のチェックリストを提出することなどが議論されていた。
 提言にはこの他、試験問題の見直し、受験申請の電子化、実務経験を証明するためのデータベースの構築・既存データベースの活用、ペナルティーによる不正抑止策などを盛り込む見通しだ。
 
提供:建通新聞社