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2021/01/06

CPDS認定 ネット学習の上限を拡大

 全国土木施工管理技士会連合会(JCM、奥野晴彦会長)は、同会の継続学習制度(CPDS)で、インターネット学習を対象に設けている取得ユニット数の年間上限を拡大する。学習履歴証明書を発行する際に、現在は「年間6ユニット」を上限とし、それを超える分は除外しているが、年間の登録ユニットの半分までカウントできるようにする。ただし、年間の取得数が12ユニット以下の場合は、引き続き上限を6ユニットとする。4月1日以降に発行申請を行う学習履歴証明書から適用する。
 近年、インターネット学習への需要が高まっていたことに加え、新型コロナウイルス感染症の拡大により遠隔での学習の重要性が増していることを踏まえ、インターネット学習によるユニット数の年間上限を拡大することにした。
 例えば、年間の登録ユニットが20ユニットとなった場合は、インターネット学習による取得を半分の10ユニットまで認める。年間ユニットが2で割り切れない場合は、2分の1の端数を切り捨てる。例えば年間25ユニットを取得した場合は、12ユニットがインタネット学習の上限だ。

=資格更新時の自宅学習も対象に=

 さらに、資格更新に伴う講習について、集合形式ではなく自宅での学習となった場合についてもCPDS認定の対象とすることを決めた。規定講習時間の2分の1をユニット数として計算する。4月1日以降の講習から適用する。
 20年度は新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、資格更新に伴う自宅学習を例外的にCPDSの対象として認め、講習時間をそのままユニット数に換算してきた。資格更新時の講習形態が多様化している現状を踏まえ、改めて規定を設けることにした。
 JCMでは、インターネット学習について、試験を課すことや、合格者への受講証明書を配布すること、受講の記録を確認できるシステムであることなどを要件にCPDSの認定プログラムとしている。ただし、オンライン形式であっても、質疑応答が可能な講師によるライブ形式での講演など、一定の要件を満たすと認定されたオンラインセミナーは、インターネット学習とは別枠の扱いとしている。

提供:建通新聞社