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2021/02/16

新会長に宮本洋一氏内定 日建連

 日本建設業連合会(日建連)は2月15日、同日の理事会で2021年度からの新執行体制を内定した。新会長には、山内隆司氏(大成建設会長)に代わり、副会長・土木本部長を現在務めている宮本洋一氏(清水建設会長)が就任することになった。副会長・土木本部長には副会長・建築本部長の押味至一氏(鹿島建設社長)、副会長・建築本部長には副会長の蓮輪賢治氏(大林組社長)が就く。4月28日に開く定時総会と理事会で決定する。
 新会長に内定した宮本氏は15日の定例会見で抱負を述べ、「社会・経済とともに建設業も大きな変革期を迎えている」と指摘。国土強靱(きょうじん)化の推進や働き方改革、生産性向上など「やるべきことをしっかり進め、国民の生活と財産を守る建設業の使命を果たしたい」と述べた。
 また、副会長・土木本部長に就くことになった押味氏は、国土交通省など関係機関との連携を深めるとともに、「国土強靱化のさらなる推進の必要について、正確な情報を積極的に発信し、多くの人の理解を得る努力を続けたい」と話した。
 2期4年にわたって会長を務めた山内氏は、建設キャリアアップシステム(CCUS)関して、「建設技能者の処遇改善なくして建設業の将来はない」と強調。「在任期間中に(CCUSを)軌道に乗せられなかったことは大変残念だった」と述べ、次期執行部に普及推進への取り組みを委ねた。

提供:建通新聞社