トップページお知らせ >中央ニュース

お知らせ

中央ニュース

2021/03/04

ICT土工 C等級にも発注者指定

 国土交通省は、2021年度に直轄工事のICT施工の発注方式を見直し、「発注者指定型」の対象工事をCランクまで拡大する。現在、発注者指定型はBランク以上の工事(予定価格3億円以上)が対象だが、予定価格6000万円以上・土工量1万立方b以上のCランクの一部に対象を広げる。合わせて、ICT施工を選択した応札者に総合評価方式で加点する「施工者希望型T型」の対象も土工量5000立方b以上へと拡大。ICT施工の標準化を見据え、応札者がICT施工を選択しやすいように誘導する。
 直轄工事のICT土工は、予定価格3億円以上を「発注者指定型」、予定価格3億円未満・土工事量1万立方b以上を「施工者希望型T型」、予定価格3億円未満・土工量1万立方b未満を「施工者希望型U型」か「簡易型」で発注している。
 このうち、発注者指定型は、総合評価では加点対象外だが、工事成績で2点加点とするとともに、ICT施工の必要経費も当初設計に計上する。現在は、Bランク以上の対象工事のみに適用しているものの、対象工事を予定価格6000万円以上・土工量1万立方b以上に拡大することで、Cランクの対象工事にも発注者指定型を適用する。
 総合評価と工事成績の加点対象となる施工者希望型T型も、現在の土工量1万立方b以上から、土工量5000立方b以上に対象を拡大する。
 施工者希望型T型の工事では、ICT土工の実施率が85%となっており、総合評価の加点対象にならない施工者希望型U型(実施率64%)よりも実施率が高い傾向にある。総合評価で加点される施工者希望型T型の対象工事を増やすことで、中規模工事での実施率を高めるのが狙いだ。
 同省は、3月中に発注方式を見直し、4月以降に公告する直轄工事に適用する。21年度の実施率を踏まえて他工種にも適用し、ICT施工の実施率を高めていく考えだ。

提供:建通新聞社