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2021/10/15

1級技士補 初年度は4・9万人取得

 2021年度に制度改正した技術検定で、1級第1次検定の合格者が10月14日までに全7種目で発表される。21年度からは、第1次検定の合格者が技士補の資格を取得できるようになり、1級第1次検定に合格した1級技士補は、監理技術者補佐として現場に配置できる。初年度の1級技士補の資格取得者は7種目合計で4万9092人。
 今年4月に全面施行された改正建設業法によって、技術検定はそれまでの学科試験と実地試験から、第1次検定と第2次検定に再編され、第1次検定の合格者は技士補の資格を取得できるようになった。
 同じ改正建設業法では、昨年10月に監理技術者の専任義務を緩和し、監理技術者が監理技術者補佐を専任で配置した2現場を兼務できるようになった。2級施工管理技士の資格があり、1級第1次検定に合格した1級技士補は、監理技術者補佐として現場に配置できる。
 14日に全国建設研修センターは、1級管工事・電気通信工事・造園の3種目の第1次検定の合格者を発表する。すでに合格発表した4種目と合わせ、合計4万9092人が1級技士補の資格を取得することになる。
 21年度の試験では、2級技術検定の合格者に限り、1級第1次検定の受験資格から実務経験を廃止しており、1級土木では29歳以下の合格者が増加するなど、合格者の若年化も進んだ。
 1級技士補の有資格者は、12月までに行われる第2次検定に合格すると、1級施工管理技士の資格も取得できる。また、監理技術者補佐の要件を満たす1級技士補には、所属する企業の経営事項審査で、技術職員数(Z)の評価項目に4点をプラスする加点措置もある。

提供:建通新聞社