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中央ニュース

2022/06/01

総合工事業の労災頻度が上昇

 厚生労働省がまとめた2021年の労働災害動向調査によると、総合工事業(工事現場)の労働災害の発生頻度を表す度数率は1・39となり、前年から0・09ポイント上昇した。労働災害の重さを示す強度率も、0・17ポイント上昇の0・41と悪化している。
 労働災害動向調査は、主要産業の労働災害の発生状況を把握するために毎年行っている。総合工事業に対しては、労災保険の概算保険料160万円以上か、請負金額1億8000万円以上の現場約5500件を対象として抽出した。
 工事の種類別にみると、土木工事の度数率は0・86ポイントアップの1・74と大幅に発生頻度が上がった。強度率は0・12ポイントダウンの0・24と改善している。建築工事の度数率は0・08ポイントダウンの1・32と改善。強度率は0・23アップの0・44だった。

提供:建通新聞社