トップページお知らせ >中央ニュース

お知らせ

中央ニュース

2022/06/01

4月の住宅着工 14カ月連続で増加

 国土交通省がまとめた建築着工統計調査報告によると、4月の新設住宅着工戸数は前年同月比2・2%増の7万6179戸となり、14カ月連続で増加した。持ち家が減少したものの、貸家と分譲住宅が増え、全体を押し上げた。
 利用関係別の新設住宅着工戸数は、持ち家が8・1%減の2万1014戸と5カ月連続で減少し、過去10年で最も低い水準となった。一方、貸家が2・1%増の2万9444戸と14カ月連続で増加。分譲住宅も12・1%増の2万5199戸と2桁の伸びを見せ、3カ月連続で増加した。
 分譲住宅の内訳は、マンションが17・7%増の1万2685戸で3カ月連続のプラス、一戸建て住宅が7・4%増の1万2448戸で12カ月連続の増加となった。
 地域別では、首都圏が6・7%増の2万6111戸と三大都市圏で唯一の増加。中部圏は5・2%減の8651戸、近畿圏は0・7%減の1万3094戸とともに減少した。その他地域は2・1%増の2万8323戸だった。
 非居住用も含めた全建築物の着工床面積は6・8%増の1125万平方bとなり先月の減少から再び増加。このうち民間居住用は1・6%増の632万平方bで14カ月連続の増加。民間非居住用は22・2%増の450万平方bと先月の減少から一転増加した。
 民間非居住用を主な使途別に見ると、工場が106・6%増の96万平方bで7カ月連続の増加。倉庫が19・1%増の149万平方b、店舗が13・0%増の40万平方bとともに先月の減少から再び増加した。事務所は1・8%増の51万平方bで3カ月ぶりの増加となった。

提供:建通新聞社