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　「ＪＡＰＡＮコンストラクション国際賞」（通称・ＪａｐａＣｏｎ国際賞）の表彰式が６月17日に東京都内で開かれた。最優秀賞には「建設プロジェクト部門」の受賞プロジェクト４件の中から、大成建設が施工、建設技研インターナショナルが設計した東「西道路改修事業国道70号線」（パキスタン）を選んだ。斉藤鉄夫国土交通大臣から受賞者に表彰状を手渡した。
　最優秀賞の東西道路改修事業国道70号線は、パキスタン山岳地帯の幹線道路で、一般車両の通行を妨げず道路機能を維持したまま施工、自然災害に対する強靱（きょうじん）化と輸送力強化を同時に実現した。
　政府が推進する「質の高いインフラ」を実現し、現地の人材育成や技術移転に貢献した海外プロジェクトと中堅・中小建設企業を表彰することで、インフラ関連企業のさらなる海外進出を後押しする。森地茂政策研究大学院大学客員教授を委員長とする審査委員会で、受賞プロジェクトと受賞企業を選考した。
　斉藤大臣は「受賞プロジェクトはいずれも日本の質の高い取り組みを代表するもの。今後もわが国の企業が積極的に海外展開を進められるよう、必要な支援を強化し、インフラシステムの海外展開に積極的に取り組んでいく」とし、先導的な活躍をたたえた。

提供：建通新聞社