トップページお知らせ >中央ニュース

お知らせ

中央ニュース

2022/08/12

6月の受注動態 3カ月連続で増加

 国土交通省は、6月の建設工事受注動態統計調査報告をまとめた。全国の建設会社が6月に受注した工事の総額は、前年同月比11・0%増の10兆6567億円で、3カ月連続の増加となった。元請け、下請けともに受注高が増加。発注者別では公共工事の受注が減少する一方、民間工事の受注が増えた。
 受注総額のうち、元請け受注高は13・8%増の7兆4495億円、下請け受注高は4・9%増の3兆2071億円となった。元請け受注高のうち、公共機関からの受注は6・7%減の2兆0851億円となり、2カ月連続で減少。一方、民間からの受注は24・4%増の5兆3644億円で7カ月連続の増加となった。
 1件500万円以上の公共工事の受注総額は6・2%減の2兆0290億円。このうち国の機関からの受注が17・6%減の5206億円、地方の機関からの受注が1・5%減の1兆5083億円となり、ともに減少した。
 工事種類別では、「道路工事」の受注額が5005億円と最も多く、以下、「教育・病院」の4374億円、「治山・治水」の1628億円が続いた。
 民間の建築・建築設備工事(1件5億円以上)を見ると、受注は26・2%増の1兆2450億円と2桁の増加。不動産業からの受注が5・3%増の4501億円、製造業からの受注が103・1%増の3464億円となった。
 工事種類別では、「工場・発電所」の3283億円、「住宅」の2860億円、「事務所」の2557億円が受注額の上位を占めた。
 民間の土木工事・機械装置等工事(1件500万円以上)の受注総額は17・0%増の8778億円だった。

提供:建通新聞社