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2022/10/13

上期の建設企業倒産 14年ぶり二桁増に

 帝国データバンク(TDB)がまとめた全国企業倒産集計によると、2022年度上半期の累計倒産件数は全業種で3年ぶりに増加した。中でも建設業は年度上半期として08年以来14年ぶりの二桁増となった。
 倒産件数を業種別にみると、小売業を除く6業種で前年同期比が増加。建設業は前年同期比で21・5%増(512件→622件)と大幅に増加。負債額も29・8%増の678億8400万円と二桁増となった。
 建設業の倒産件数を業態別で見ると、ゼネコンが17・6%増の220件(負債額は24・6%増の332億円)、専門工事業者が8・7%増の249件(59・1%増の232億円)、設備工事業者が59・4%増の153件(3・4%増の113億円)となっている。
 9月単月でも建設業は倒産件数が急増。前年同月の94件を31件上回る125件となり、前年同期比33・0%増と7業種中最大の増加幅となった。TDBによると資材高騰や人手不足などの影響としている。

提供:建通新聞社